昨今のスタートアップ市場

 近年、日本社会の先行きの暗い現状や政府のスタートアップ支援政策の打ち出しなどから日本国内でスタートアップ市場が大いに盛り上がっている。これに伴い、資金提供を行なっているVCの市場も拡大し続けている。まるでシリコンバレーのような活気が日本のスタートアップ界隈で生まれつつある。

 そうした中で、スタートアップという社会トレンドに関心を持つ多くの人間が、学びや人脈などを求め、さまざまな交流会やイベントに参加をしている。そして、彼らの多くは、そのような活動から自身のペインやアイデアを事業に写し込み、起業をし、そこから成長していくのである。こうした状況を生み出している環境は非常によいものである。

 とりあえず起業をして事業を何かしら起こしていなければ、相手にされないスタートアップ界隈の中で、とりあえず思い立ったら事業を起こしてみるといった行動力や決断力といった観点から起業家精神を植えつけるには良い環境であり、質を問わず、とりあえず量が伴うスタートアップ市場となっていて良いのかもしれない。

 一方で、そうした日本のスタートアップ市場からGAFAのような世界で戦える企業は今後生まれて来るのだろうか。数十年後の日本の未来を知りたいものである。



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